「もう無理…転職しようかな」
そう思ったこと、ありませんか?
看護師・助産師はやりがいのある仕事ですが、人間関係や労働環境、給料などの問題で辞めたくなることもありますよね。私も実際に転職を経験した一人です。
今回は、私の転職体験談をもとに、転職を考えたきっかけから、転職活動の流れ、転職後のリアルな感想までお話しします。
2回転職を経験しているので、今回の記事では2回目の転職について主にお話していきます。
「転職に興味はあるけど、不安が大きくて一歩踏み出せない…」そんな方に、私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。この記事を読めば、転職の決断をするうえで大切なことや、実際に転職してどう変わったのかがわかるはずです。
看護職が転職を考える理由とは?
人間関係の悩みが限界…
看護職の仕事はチームワークが大切ですが、人間関係のストレスも大きいですよね。私がいた職場では、先輩からのきつい指導や、医師とのコミュニケーション不足が原因で悩むことが多々ありました。
- 先輩や上司が怖くて質問しづらい
- 派閥争いや陰口が絶えない
- 忙しいとピリピリした雰囲気になる
毎日気を遣いながら働くのがしんどくなり、「もっと穏やかに働ける職場はないのかな?」と考える場面もありました。
これまで私の働いてきた環境では、その環境に入り1年目の新人状態であるときには、先輩ナースから指導を受ける立場であることもあり、先輩ひとりひとりの関わりが指導だったとしても、怖くて怖気づいてしまうこともありました。だんだんと人間関係が構築されていくと、初期に感じていた人間関係へのストレスは少しずつ解消されていった経験もあります。ただ、何年たっても苦手な先輩はいらっしゃって、その方と仕事で必然的にかかわらざるを得ないとなると、ストレスも大きくなり、この人がいるから辞めてしまいたい、部署異動をしたい、と思うこともありますよね。
夜勤・勤務時間がしんどい!
夜勤が続くと、体のリズムが崩れてしまいますよね。私も夜勤明けの日はほぼ1日寝て終わり、休日も疲れが抜けずにぐったり…。
- 夜勤の連続で体力が限界
夜勤の回数が多かったり、連続することで、十分休息が取れず体調へ影響してしまうこともありますよね。
- 昼夜逆転で生活リズムが崩れる
夜勤をすると、昼に仮眠をして、夜に働いて、また翌朝帰ったら眠るという生活になり、夜にぐっすり眠るということがなかなか行えなくなりますよね。
- 家族や友人と予定が合わない
明けの日は疲れているだろうし、昼に予定は入れづらいな、などと考えているうちに、昼に出かける予定を立てづらくなり、その結果リフレッシュできずどんどんネガティブに… そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
特に、体力的にしんどくなってくると「このまま続けていけるのかな?」と不安になりますよね。
給料が割に合わないと感じたとき
「こんなに頑張っているのに、給料が見合っていない…」と感じること、ありませんか?
- 残業が多いのに手当が少ない
- 夜勤や休日出勤をしても給料があまり変わらない
- 責任が重い割に給与が低い
看護師は専門職でありながら、職場によっては待遇が良くないことも。私も転職する際は「今より条件の良い職場」を意識して探しました。
キャリアアップを目指したくなった
「もっとこの分野のスキルを磨きたい」「新しい分野にチャレンジしたい」と思ったことはありませんか?
- 診療科を変えて新しい経験を積みたい
- 資格を活かしてキャリアアップしたい
- 病棟からクリニックや訪問看護に転職したい
私も「このまま今の病院にいていいのかな?」と悩み、スキルアップできる環境を求めて転職を決意しました。
私の場合は、もともと助産師として働いており、転職のタイミングでも助産師として働くつもりで総合病院に就職をしたら、開けてみたらICU勤務だった…ということで、助産師としての経験を積みたいと考え、2回目の転職を考えました。ただ、新しい分野で働くということに最初は抵抗感もありましたが、学んでいくうちにもっと学びたい・経験を積みたいという気持ち出てきたため、続けて経験を積むか、やめて助産師経験を積むか、とても悩んだことを覚えています。結局、助産師としても経験が未熟だと感じており、自分の中での優先順位は助産師経験かなと考え、転職することにしました。
私が転職を決意した理由【体験談】
一番のきっかけは思っていた部署と違ったこと
私が転職を本気で考え始めたのは、ICUという環境の過酷さが想像以上であったためです。
一度は、ICUかっこいいな、学んでみよう!飛び込んでみよう!という気持ちで入職を決めましたが、これまで妊婦さん、産婦さんへの関わりしか経験がなかったこともあり、患者さんの重症度もかなり高かったので、まずはじめに患者さんの気持ちや家族さんの気持ちを考えすぎてしまい、メンタルがやられそうになりました。
次に、患者さんの病態や疾患が幅広かったため、それに対する疾患やケアへの勉強に追われました。前日に先輩が行っていたケアが何で行われているのか分からなかったことが、勉強して理解ができると、面白さを感じる場面もあり、やりがいを感じられることもありました。
ただ、勉強が追い付かず、受け持つ患者さんはだんだん重症になり受け持つ際のプレッシャーが大きくなっていったこと、夜勤にも入るようになり、急変に当たることもあり怖い思いを何度もしたことがあり、「続けられないかも」と思うようになりました。また、求められているスキルはまだまだ多く、速く的確な全身状態の観察、夜間の緊急処置への対応など、パンクしてしまいそうになる日々が続き、どんどん職場にいるのが苦痛に…。心身ともに限界を感じ、「この環境で働き続けるのは無理だ、転職を考えよう」と思うようになりました。
- 転職活動を始めたものの、不安もいっぱい
転職を決意したものの、「本当に転職してもいいのか?」という不安が常にありました。
- 新しい職場が期待していたところと違ったらどうしよう
- 今の職場でもう少し働くと、経験を詰めてスキルになるだろうし、思うことや考えも変わるかもしれない
- 給与や条件が改善されるのか不安
特に、面接で「なぜ転職するのか」と聞かれたときに、どのように答えればよいか悩みました。ですが、助産師としての経験を積みたいという強い思いを持ち、転職活動を進めることで、自分に合った職場を見つけることができました。
- 実際に転職してみてどうだった?
結果として、転職して本当に良かったと思っています。新しい職場では、
- 先輩や上司がフォローしてくれる
- 残業が少なく、自分の時間が持てるようになった
- やりたい仕事をできているので仕事のモチベーションが回復した
もちろん、新しい環境に慣れるまでは大変でしたが、以前よりやりがいのある職場で働けるようになりました。転職は勇気がいる決断ですが、自分のやりたい経験があれば、選べるのであれば選んだうえで転職すること、自分の気持ちに正直になることが何より大事だと実感しました。
看護師の転職活動のリアルな流れ
実際に転職活動を進めるとなると「何から始めればいいの?」と不安に思う方も多いはずです。ここでは、実際の転職活動の流れをリアルな体験談を交えながら解説します。
転職のために最初にやったこと
転職を考えたとき、まず最初にやるべきことは「自分の希望条件を整理すること」です。給料や勤務時間、人間関係など、何を優先したいのか明確にすることで、理想の職場を探しやすくなります。
私の場合、
- 助産師として分娩の経験が積めること
- 可能なら産科・婦人科以外での経験は避けたいこと
- 結婚、出産、育児とライフステージが変わる時期であったため、働きやすい職場であること
この3つを軸に転職活動を始めました。
求人探し~応募までの流れを解説!
求人を探す方法はいくつかありますが、私が実践したのは以下の2つです。
- 転職サイトの助産師の求人を見る
- 求人数が多く、検索が簡単
- 働きたい地域の産婦人科のある病院をリサーチ
- 気になった病院のホームページをチェック
- 看護師、助産師の求人があるか確認
- その病院の特色や理念、大切にしていることを知る
私は、過去になんとなくで転職を考えていた時に転職エージェントに登録し、一度断ってもエージェントさんから電話がかかり続けてきてしまった経験があり、転職エージェントに良いイメージがなかったこともあり、自分でホームページから病院探しを行いました。
働きたいなという病院で求人があったので、病院見学にまず参加し、その後履歴書送付を行いました。
書類審査に通過し、面接となりました。
時間や手間をかけたくない場合は、転職エージェントに頼るほうがいいこともあります。自分に合った方法で、求人を探せるとよいでしょう。
面接で聞かれたこと&答え方のコツ
面接では、以下のような質問を受けました。
- 自己紹介をしてください
- 「〇〇学校で免許取得をし、〇〇病院では〇科病棟で主に〇〇業務を担当し、〇年経験を積みました。」などと回答。簡潔にどんな経験をどの程度してきたのかを答えました。
- なぜ転職を考えたのですか?
- 「前職では予想外の部署での業務ではありましたが、周囲の先輩方に教わりながら経験を積みました。しかしやはり、助産師としての経験も未熟であるため、助産師としてスキルアップしたいと考え貴院への就職を希望しています。」などと回答しました。正直な思いがあれば、その通りに熱意を伝えるとよいと思います。前の職場をネガティブに表現しすぎないように注意し、スキルアップを図りたいことや前向きな転職であることを伝えるのがポイント。
- 当院を選んだ理由は?
- 事前に病院の理念や特徴を調べ、「○○の方針に共感したから」「貴院でしか経験できないことを、経験し学びたい」と答えました。
- 前職の人間関係はどうでしたか?
- 悪口はNG。「チームワークを大切にしながら働いていました」と前向きな表現を心がけました。
- 失敗したなと思う経験とそれをどう乗り越えたか
- しっかりと準備していなかった質問で焦りましたが、起こしてしまったインシデントとそれを自分なりに次起こさないためにどのように気を付けるようにしたか、ということを答えました。
面接は緊張すると思いますが、事前に回答を準備しておくことでスムーズに受け答えできました。1週間くらい前から、YouTubeやgoogle検索などで、準備しておくとよい質問リストを調べ、それに対する回答を準備しました。暗記するまではいかなくても、思い出しながら話せるくらいまで話す練習をして臨みました。
まとめ
転職を考えるとき、不安や迷いはつきものです。「今の職場よりいい環境が見つかるのか」「転職して後悔しないだろうか」と、悩むのは当然のこと。しかし、しっかりと準備をして行動すれば、自分に合った職場を見つけることができます。
- 希望条件を明確にする
- 求人探しの方法を活用する
- 面接対策をしっかり行う
転職は人生の大きな決断ですが、「より良い環境で働きたい」「自分にとって価値ある環境で働きたい」と思う気持ちはとても大切です。自分に合った職場を見つけ、充実した日々を送りましょう!
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