看護師を目指す皆さん、国家試験の準備は進んでいますか?試験までの時間は限られていますが、効率的な学習方法と心構えで、合格への道は開けます。
今日は、自分の体験談も踏まえながら、看護師国家試験に合格するためのヒントをいくつかご紹介します。
学習計画の立て方
計画性は成功への鍵です。残された時間を最大限に活用するために、学習計画を立てましょう。毎日の学習時間、週末の復習時間、模擬試験の日程などをカレンダーに記入して、一目で確認できるようにしてください。
実際に私の1年間での計画はこのような感じでした。 ●…スケジュール ☆…試験
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
助産講義 | ● | ● | ||||||||||
助産実習 | ● | ● | ● | ● | ||||||||
看護研究 | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
夏休み | ● | |||||||||||
看護師国家試験対策:必修 | ● | ● | ||||||||||
看護師国家試験対策:全体 | ● | ● | ●☆ | |||||||||
助産師国家試験対策 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ☆ | ||||
合格発表 | ● |
みなさんそれぞれの国家試験を受ける1年のスケジュールはそれぞれだと思いますが、できるだけ早めに1年の勉強のだいたいのスケジュールを立ててしまいましょう。
私の場合は、夏ごろの時期は助産の実習をこなすのに精いっぱいになってしまうことが目に見えていたので、その前に一度看護師の必修の対策だけはしておきたいと思い、4~5月から対策を始めました。理由としては、必修で8割をとらなければならないというのは、だいぶハードルが高いように感じており特に不安が強かったからです。
他では、夏ごろと12月ごろに看護師国家試験の模擬試験を受けました。私の場合は学校で希望者が申し込んで受けられるものでしたが、さまざまな模擬試験があるので個人で受けたいものを申し込むこともできます。
看護師国家試験模試 | 看護師国家試験対策講座 | 東京アカデミー (tokyo-ac.jp)
メディカコンクール 国家試験対策(模擬試験)のTOPページです。 | メディカコンクール 国家試験対策(模擬試験) |メディカ出版 (medica.co.jp)
看護師国試合格 チャレンジテスト2024 / 必修問題チャレンジテスト2024 / 基礎学力UPチャレンジテスト2024/解剖生理学チャレンジテスト2024 | Gakken メディカル出版事業部 (gakken-mesh.jp)
計画をざっくりとでも立てると、億劫な勉強にも取り組みやすいはずです。
効果的な学習方法
- アクティブラーニング:単に読むだけでなく、自分で問題を解いたり、要点をまとめたりすることで、記憶に残りやすくなります。
- 過去問の活用:過去の試験問題を解くことで、試験の形式や出題傾向を把握しましょう。
- グループ学習:同じ目標を持つ仲間と一緒に学ぶことで、モチベーションを高めることができます。
勉強方法は自分の好きな方法で取り組むのが一番だと思いますが、私が勉強を始める初期段階で特に大切にしていたことは、問題集をまずは素早く1周することです。
具体的な方法としては、たとえば1か月でこの問題集を解くぞ!と決めた場合には、1か月で日割りにして少しずつ解くのではなく、15日ですばやく1周解ききり、のこりの15日でもう1周をするという方法です。
特に看護師国家試験では、時間との勝負という面もあるため、急いで問題を解けるようにするというのにもこの方法はよい訓練になると思います。
最初の1周を解き、丸付けをして合っていなければ解説を読む、解説をよみ分かればok、読んでも難しくて分からなければ付箋をつけるなどし、その時は放置しておいてどんどん問題を解いていくという方針でやっていました。
特に国試対策の序盤は、自分の得意分野と不得意分野を理解するためのスクリーニング的な気持ちでサクサクやっていくとよいと思っています。
友人と一緒に学習することも効果的です。一緒にわからないことを調べたり、お互いにわからないことを教えあうこともでき、自分の知識を確かなものとすることができると思います。
メンタルヘルスの維持
試験勉強は精神的にも肉体的にも負担が大きいです。特に、国試の直前になると、1日中勉強する日々が続くなどしてストレスが溜まることも多いと思います。
無理のない1日の学習スケジュールを立て、適度な休息、バランスの取れた食事、定期的な運動を心がけましょう。
また、ストレスが溜まったら、友人や家族と話すことでリフレッシュすることも大切です。
試験当日の心得
- 早めに会場に到着する:余裕を持って会場に到着し、心を落ち着けましょう。
- 必要な物を忘れずに:受験票、筆記用具、時計など、試験に必要な物を前日までに準備しておきます。
会場が県外など遠方である場合には、会場近くのホテルをとることも準備として必要かもしれません。国家試験がおこなわれる2月は、地域によっては雪により交通状況が読めない場合があるので、万が一の場合に備えておきましょう。
試験の日程は例年2月の中頃ですが、前年の8月ごろに具体的な日程が決まります。事前の先輩からの情報収集などでホテルを予約する必要のある方は、8月ごろには厚生労働省のホームページをチェックし、はやめにホテルの予約を行えると安心ですね。
この記事を読まれている時期によっては国家試験はまだ先のことかもしれないですが、看護師国家試験は、あなたが看護師としての第一歩を踏み出す大切な試験です。しっかりと準備をして、自信を持って試験に臨んでください。
最後に
看護師国家試験対策は、いつから始めても遅くはありません。自分なりの効率的な学習で、合格を目指しましょう。試験対策は学習だけではなく、当日試験をトラブルなく受けられるための、情報収集や準備も含まれます。早めの時期から準備をし、直前に焦ることのないようにできるとよいですね。みなさんの国家試験の合格を、心からお祈りしています!
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